概要

前田記念工学振興財団の概要

名称
公益財団法人 前田記念工学振興財団
THE MAEDA ENGINEERING FOUNDATION
設立許可年月日
平成5年2月2日
公益財団法人移行登記
平成22年4月1日
主務官庁
内閣府
事務所所在地
〒102-0073 東京都千代田区九段北4ー3ー1
設立の趣意
本財団の設立代表者故前田又兵衛(明治42年10月25日、福井県下宇坂村小和清水に出生平成5年5月9日、83歳で逝去)は、昭和21年11月、敗戦の混乱期に、前田建設工業株式会社(麹町区富士見町)を設立、社長として38年余、会長として6年余、社業一筋に打ち込まれ、平成3年6月には名誉会長に就任された。

この間44年に亙る経営の第一線から退くにあたり、社会に報いる意味でこれまで仕事の上でかかわりを持ってきた工学分野の研究者を助成し、これを通じて、我が国科学技術の発展と人類福祉への貢献を念願し、私財2億5000万円、自己保有の前田建設工業(株)株式100万株及び一口坂中央ビル5階部分を投じ、この趣旨に賛同した前田建設工業(株)からの寄付1億5000万円を加え、平成5年2月2日、当財団を設立しました。
出捐者
前田又兵衞(先代)明治42年10月25日福井県生まれ
平成5年5月9日逝去
前田建設工業株式会社(代表取締役社長 前田又兵衞(顯治改め))
設立当初の資産
1.基本財産:932,548,000円
現金:400,000,000円
前田建設工業株式会社 1,000,000株 額面50円:50,000,000円
不動産 千代田区九段北4-3-1 一口坂中央ビル5階区分所有部分
建築(231.76㎡):85,915,008円
土地(57.97㎡):396,633,000円

2.運用財産:26,000,000円
設立の目的
工学に関する学術研究について助成し、もって我が国の学術の振興を図る。
定款上の事業
(1)工学に関する学術研究に関する助成
(2)工学に関する学術研究において著しい成果を挙げた研究者に対する顕彰
(3)工学の振興に関する国際的な発表会、シンポジウムに対する助成
(4)前各号に掲げるもののほか、本財団の目的を達成するために必要な事業
資産総額
20.0億円(平成28年3月31日現在)
事務局長
井上博之

役員一覧

平成29年2月1日現在(五十音順・敬称略)

会長

前田又兵衞

前田建設工業(株)前取締役名誉会長

評議員

小川進吾

(一財)産業医学研究財団理事長

木村孟

大学改革支援・学位授与機構顧問

小村武

(公財)資本市場振興財団 理事長

佐藤禎一

元 ユネスコ大使

高木賢

高崎経済大学理事長

田村駿

前 共栄火災海上保険(株)取締役会長

林貞行

元 駐英大使

森下伸昭

元 会計検査院長

監事

佐藤元宏

公認会計士佐藤元宏事務所

佐藤裕治

佐藤裕治税理士事務所、公認会計士

理事

理事長

岡村甫

高知工科大学名誉教授,東京大学名誉教授

常務理事

池上正人

東北大学名誉教授

安藤忠雄

安藤忠雄建築研究所

石原研而

中央大学研究開発機構教授,東京大学名誉教授

植田和男

日本PFI・PPP協会会長

小原好一

前田建設工業(株)代表取締役会長

栢原英郎

(一社)海外運輸協力協会会長

河合素直

早稲田大学名誉教授

鬼頭平三

(一財)みなと総合研究財団理事長

高橋大輔

元日本道路公団理事・技師長

前田操治

前田建設工業(株)代表取締役社長

睦好宏史

埼玉大学レジリエント社会研究センター センター長教授

選考委員

委員長(建築系)

青山博之

東京大学名誉教授

(建築系)

加藤信介

東京大学生産技術研究所教授

(建築系)

川口衞

法政大学名誉教授

(建築系)

友澤史紀

東京大学名誉教授

(建築系)

難波和彦

一級建築士事務所(株)難波和彦・界工作舎代表

副委員長(土木系)

長瀧重義

東京工業大学名誉教授

(土木系)

小泉淳

早稲田大学理工学術院教授

(土木系)

玉井信行

東京大学名誉教授

(土木系)

登坂宣好

東京電機大学客員教授

(土木系)

前川宏一

東京大学大学院教授

設立趣意書

学術研究は、人文・社会科学から自然科学に至るあらゆる学問の分野における幅広い知的創造の活動であります。それは、未知なるものを探求するという人間の基本的な知的欲求に根ざすものであり、新しい法則・原理の発見、分析や総合の方法論の確立、さらに新しい知識や技術の体系化、先端的な学問領域の開拓などを目標としているものであります。

このような学術研究によって得られた成果は、人類の知的共有財産として、それ自体優れた文化的価値を形成するとともに、その応用化、技術化を通じ、国民の日常生活を支え、これを豊かにする役割を果たすなど、科学技術はもとより国家・社会のあらゆる分野の発展の原動力となっております。したがって、学術研究の振興は我が国の将来にとって極めて重要な課題であります。

ところで、近年における学術研究をめぐる状況の変化には著しいものがあり、主として次下のような特徴が現れております。

  1. 研究の専門分化・高度化が進行する一方で、個々の専門分野を越えた限界領域の発展が見られるなど、関連分野の総合的な研究協力の必要性がますます高まっていること。
  2. 研究手段・方法の高度化、研究設備の高性能化、学術情報量の飛躍的増大等により、研究活動に多額の経費を要するようになってきたこと。
  3. 学術研究の社会的役割の増大に伴い、学術研究に対する各種の社会的要請が増大かつ多様化していること。
  4. 我が国を取り巻く内外の諸条件の変化に伴い、独創的・先端的な基礎研究の推進がますます重要な課題となってきていること。
  5. 学術の国際交流・協力を通じて世界の学術の発展に寄与することにより国際社会に貢献していくことが重要となっていること。
  6. 情報処理技術の急速な発展により、学術研究の精度の向上と効率化が図られ、これらの手法を用いた新たな研究分野が展開してきていること。

このような状況の変化に適切に対応しつつ、我が国が将来に向けて発展するための基盤を培い、国際社会における責務を果たすためには現下の硬直化した財政状況のもとでは困難が認められます。したがって民間における重点的な学術研究の支援がぜひとも必要であります。

ところで、本財団設立代表者である前田又兵衞は、昭和13年に父である創業者の遺業を承継し、昭和21年に現在の前田建設工業株式会社を設立いたしました。 その後、幾多の技術改新と変遷を果たし、業界をリードし、今日の業容発展に尽くしてまいりました。

昭和36年1月には育英奨学を目的とする「財団法人樫の芽会」の設立が認められ、爾来あまたの学生に経済的援助を行い、有能な人材の育成に努めてまいりました。 さらに、この機会に多方面の賛同を得て、かねてよりの念願でありました工学分野の研究者に助成を行い、これによって、この方面の研究者が我が国のさらなる発展のために重要な役割を果たしてくれるであろうことを確信し、ここに「財団法人前田記念工学振興財団」を設立し、もって些かなりとも学術の振興に寄与しようとするものであります。

平成4年9月 財団法人 前田記念工学振興財団 設立代表者 前田又兵衞

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